みじかめテツガク

日々の考えを、格言っぽくまとめる。

味覚が弱いことの強み

昆布だしのとれた水と、ふつうの水の違いがわからなかった。

 

味見した時、周りの人は昆布の香りがちゃんとでてるという。

「はい、味覚音痴〜」といじられる。

 

昔からのいじりだから慣れているとはいえ、悔しい。

味がわかるようになるのはカッコいいとおもうし、美味しさの世界が広がってもっと幸せなのかなとも思う。

 

味の濃いものを食べすぎたり、亜鉛が不足したりすると味覚が衰えるらしいが、生まれつきの味覚の差の方がはるかに大きい気がする。

 

自分は味見をした先輩より、普段の味付けは薄いしタバコは吸わないし亜鉛も摂ってる自信がある。

それでも味覚に差が出るのはしょーがない。

 

でも、ふと思う。

味覚が弱いのは本当にデメリットなんだろうか??

 

実はそんなことないんじゃないか。

そこで色々考えてみた。味覚が弱いメリットを。

 

まず思ったのは、彼ら(味覚がある人たち)は

本当に美味しいものしか美味しいと思えないんじゃないか?

僕らは味覚が弱い分、そこまで美味しくないものも、美味しいと感じてしまうようだ。笑

 

まわりにもいないだろうか。なんでも、美味しい美味しいって言いながら食事してる人。

 

彼女や母親が作った、やや雑な手料理も美味しいと感じれることはお互い幸せなんじゃないだろうか。

 

少なくとも、なんでも美味しいとはかんじなくても、適当な味付けのものを何も感じずに食べることができる。これが僕らの力だ。

 

これは自炊にも活躍してる。

適当に塩かけて作った料理でも、ベチャベチャのチャーハンでも割と満足できる。

 

しかし味覚のいい人は、細かい味付けができるくらい能力がないと、自炊を続けることをやめてしまうんじゃないだろうか。

 

彼女の手料理に満足できないんじゃないだろうか。

コーヒーを飲んで、ここのコーヒー美味しいね。って言うくらいしかできないんじゃないだろうか。

 

これは完全に妬みだ。僕は飲食店を開きたいと思ってるからなおさらだ。ただただ、味覚がほしい。

 

しかし、物事にはいい面もわるい面もあるんじゃないかということで。