みじかめテツガク

日々の考えを、格言っぽくまとめる。

目指す幸せのかたち

ほんとうに、幸せを目標にするべきか。

600万年近く生きてきた人類が目指したのは、繁殖と生存だ。

他の動物と同じく、これを目指した。

 

しかし現代では、幸せになろうとする。幸せといった幸福感は、すぐに消え去るように脳はプログラミングされている。なぜなら、現状に満足し続ければ、次の獲物を捉えたりすることを控え、繁殖数もおさえることになるからだ。

 

じゃあ、いま目指すべきゴールとはなにか。

繁殖することが全てではなくなってきた。1人1人の複雑な人生を考えると、子供を作らない選択肢を取る人もいる。

では、長生きすることか。

つまらないクソみたいな人生で、長生きしたいと思わない人も多い。ボケる前に、癌で苦しむ前に、人生を終わらせたいという人も多い。

 

なら、何を芯に生きていくのか。ただ無目標に生きるのか、目の前に目を向けることか。

今も昔も変わらない目標をたてるとすれば、それは元気でいるということではないかと思う。

元気でいれば、つまらない仕事にも取り組める。これといっていいことがなくても、元気でいればなんか楽しい気がしてくる。

子供がまさに理想ではないかとおもう。元気に遊び回ってる子は、ただただ元気だ。擦りむいて大泣きしても、すぐ立ち直る。いやなことや思い通りにいかないことしかなくても、土でもいじってれば楽しくなってくる。

 

昔の何万年前の人類も、踊ることを覚えていた。元気に踊っていたのだ。

言葉がまだ話せない立ったばかりの0歳児も、音に合わせて身体をゆらす。

 

元気とは、健康だ。そして笑いでもある。

心身一体となり、心も体も元気にしていく。長生きのための健康ではなく、今を元気に生きる健康だ。これを続けていくことが、現代の人類も普遍の目標ではないかと思う。

つまり、身体に悪い牛丼を食っていい気分になることはたまには大事だが、毎日食い過ぎて具合悪くなるなるなというようなことだ。

とりあえず死ぬ前に、元気になってみようかと考えてみたい。